美しく生きるということ――がんサバイバーの1人として

§5 美しさとは「自分を好きになること」


  30歳を過ぎる頃、補整下着から始まって化粧品や健康食品など、「美」に関するビジネスは、絶好調でした。取扱い店舗は全国で1500店舗(内、海外430店舗)、販売員2万人を数えるまでに拡大し、中核企業の「ラピアンズ株式会社(起業当初はラピア)」は、経済や業界関係のマスメディアにも「急成長企業」「将来を担う有望ベンチャー」として取り上げられるようになりました。

 海外での事業展開もどんどん進展していました。

補整下着によって姿勢が良くなり、女性たちが自信を回復して自分を好きになっていく姿を見るのは、私の何よりの喜びでした。着た瞬間、キレイになった自分の姿を見た時、まず表情が大きく変わります。自然に笑顔になります。気持ちが明るく、前向きになります。

日本全国からアジア各国を飛び回り、休む間もない忙しさでしたが、こうして女性の美に貢献し、その人生を明るくするというビジネスが、私には楽しくて仕方がありませんでした。